ミッドレンジネクロ プレイング概論⑥
最後に対ヴァンパイアについて
最後に回したのは単純に勝てる気がしないからです
今まで言い忘れてましたが筆者のレートはA0の下の方です。なのでそれ以上のA上位帯~ランカー帯についてはブログとかTwitterで聞きかじった情報くらいしか知りません。ヴァンパイアだとMtGのプロの瀧村さんが第一人者って感じがします。こんなクソ記事役に立たねえんだよ!って思われた方はぜひそちらを見に行きましょう.
黙示録とかガン積みされてるコントロール型と自傷しながら殴ってくるアグロ型がいますが高レートでよく見るのはコントロール型の印象が強いですね。 札束デッキと揶揄されるコントロールヴァンパイアですが、そのとおりで、ゴールドカードの性能が非常に高いです。
復讐状態ならお手軽4マナリセットの黙示録を始めとして、1マナ4点2回復の謎性能のディアボリックドレイン、ライフレースを無に帰すセクシーヴァンパイア、出てくるだけで1:1交換を済ませるレベルのエリニュス、序盤から復讐に入った挙句謎の3ドローまでついてくる漆黒の契約など、パワーカードまみれです。あと裁きの悪魔もじみつよです、いや普通に強いです
正直自分が対策を教えてほしいレベルなんですが、基本的な部分として、相手のライフは可能な限り11点で止めるor3点圏内程度まで一気に削ることを意識するといいと思います。 長期戦は厳しそうなのでモルディカイを出したらさっさとフィニッシュしたいところですが、相手の回復手段が多すぎていつリーサルになるのかが全くわかりません
ネクロマンスの使い道は、4Tに立てられるならワイトキング、そうでないなら死の祝福=ワイトキングくらいになりそうです。火力は機を見て適宜撃ちこみましょう
対冥府エルフについて
ヴァンパイア対策の前に少しこっちの話を。
ランカーが使い出して増えてきた気がします。
基本的にリノセウスコンボで削れる力を持ちながらも、後半のダメ押しとして冥府への道をフィニッシュに組み込んだエルフ。
ネクロ使い目線からデッキビルド段階での対策を少し。他職でも内容はあまり変わらないですが。
環境に冥府エルフが増えてきた時の対策の第一段階として、各職にある5マナの確定除去(ネクロの場合深淵への誘い)をエクスキューションに置き換えることが考えられます。そもそも深淵への誘いは5Tに打ちたくともネクロマンスを消費してしまうため、6Tにネクロマンスを乗せた死の祝福を打ちたい場合邪魔になることが非常に多く、ゾンビトークン1体程度のメリットよりもこれらのデメリットの方が現在は大きいため、置き換え得だと思います
冥府を墓地30枚以上で出された場合は既に盤面壊滅+本体に6点のダメージが飛んで来るため、返しのターンで破壊したところで焼け石に水と思われるかもしれませんが、エクスキューションは冥府を壊すだけでなく、収穫祭を対象にして潰すことでエルフの出足を挫く事ができるので、打つ対象には困りません。
これでも環境トップに冥府エルフが居座り続けるなら、アミュレット対策を積み出す必要が出てくると思います。ネクロの場合、ゴエティアメイジはカードパワーも低く、あまり採用したくはないのですが、環境がアミュレットデッキでうめつくされた場合には有効になり得るかもしれません。
最後に、エクスキューションをくれぐれもビショップのカウントダウン系アミュレットに打たないように気をつけましょう。全てラストワードなので、破壊するとそのまま出てきます。どうせデッキに入れないけどアミュレット対象の消滅スペルとか刷ってほしい
ミッドレンジネクロ プレイング概論⑤
対ビショップについて
最初に言っておくとネクロ側は非常に厳しい組み合わせ ネクロのカードの多くはラストワードにカードパワーを割いているのだが、ビショップは消滅させてくるのでラストワードが機能しないし墓地も増えない。
ビショップのデッキはだいたいカウントダウンビショップなのでその辺を想定
この辺の消滅カード群
がこちらのスカルウィドウや地獄の解放者、モルディカイを虎視眈々と狙っています。
基本的に先行の4Tの動きとして安定の地獄の解放者ですが、ビショップ相手ではウルズと同時に出すか即進化で特攻させられるタイミングで出すほうがいい場合も多々あります。
破邪の光に関してはもうどうしようもないのですが、残りの2枚については一応のケアが可能なため、ラストワード持ち、特にモルディカイなどは絶対に体力3以下で相手ターンに返さないことを意識しましょう。
また、超長期戦になればなるほど、向こうには1マナ2ドローやダークオファリングなどのドロー手段が豊富にあるため、こちらが不利になります。 あまり短期決戦に向かないミッドレンジネクロですが、可能な限り相手のライフを詰めていくことを意識するといいと思います
ネクロマンスの使い道に関してはどれでも効果的だと思います。死の祝福、腐の嵐、ワイトキングの3本柱に墓地を注ぎ込んでいきましょう。
ミッドレンジネクロ プレイング概論④
今回は対ドラゴンについて
ドラゴンのデッキの型は大きく分けてミッドレンジドラゴンとサタンドラゴンに分かれます.人口の問題から,今回はミッドレンジドラゴンを想定して書きます.
向こうの最強のムーブは2T託宣,3Tアイラからの5Tで覚醒するパターンです(2T託宣3T託宣×2の4T覚醒という超ドブンルートもあるが基本的には考慮しない)
こちらがロイヤルならばドラゴンが加速している間に殴り殺すこともできるでしょうが,ネクロにはそこまでのスピードがないので,基本的には覚醒したドラゴンと戦うことになります.
まず相手のアイラを処理するタイミングについて.相手がもう覚醒しているときは基本的に処理してしまっていいです.アイラを倒して相手のPPが7になる時はどちらでもいいです.相手の7PPでの6PPではできず,7PPでできるムーブは,神竜か海剣龍+変化する魔術師あたりなので,そのムーブを返せる手札を持ってるか次第になります..
アイラを倒して6になる時,5になる時が微妙で,5になる時は返しの最強ムーブであろうゴブリンマウントデーモンを返せる手札があるか,6になる時もゴブリンマウントデーモンorドラゴンガードを返せる手札があるか.基本的には手札と相談する形になります.
他にドラゴン側の動きで注意すべき点は,相手の4PPフォロワーであるドラゴンウォーリアの進化です.3点飛ばしてくるのが非常に強力なので,悪戯なネクロマンサーを進化させてアイボリードラゴンを殴って5/3などでターンを返すと一気にテンポを持って行かれます.ドラゴンウォーリアに勝てるムーブとしては,ネクロマンスを乗せたワイトキング等が挙げられます.
ネクロマンスの使い道としては,守護がほしいマッチアップなので死の祝福とワイトキングに注ぎ込めるようにします.腐の嵐は大幅に有利な交換ができる状態でなら使ってもいいと思います.
守護が居ない場合,フォルテウルズコンボや,ジェネシスドラゴンでの事故死が非常に多くなるため,ベルエンジェルなどは後半までできるだけ温存して,アイラなどに一方を取られないように意識するといいです.
1枚刺していることもあるプルートが最も輝くマッチアップなので,相手のジェネドラやジルニトラから湧いてきたドラゴン,邪魔なドラゴンガードなどを叩き潰してあげましょう.
ある程度ライフに余裕を持ったままモルディカイを降臨させられれば,あとは相手の疾走による頓死のみが怖いマッチアップなので,必死に死の祝福を連打しましょう.
ミッドレンジネクロ プレイング概論③
今回は対ウィッチについて
現在ランクまでウィッチを見かけた場合99%超越ウィッチなため、対超越ウィッチを想定します。
あのデッキの勝ち手段は序盤はひたすら盤面の除去に徹し、ペンギンorルーンブレイドサモナーorフレイムデストロイヤーを展開してからの次元の超越の追加ターンワンパンです。
ネクロ側としては比較的厳しいマッチアップとなります。大きく分けてネクロの取れる戦術としては2つあります。
1つはひたすらフォロワーを展開しての速攻を狙う戦術、もう一つは、徹底してこちらもミニオンを出さず、相手の除去を腐らせながらスペルブーストを遅らせてモルディカイまでつなぐ戦術です。後者の戦術でフォロワーを出さない理由としては、相手のデッキに入ってるであろうウィンドブラスト、ファイアーチェイン、虹の輝き等の除去とバウンスを腐らせるためです。
後者の戦術は安定感に欠けるため、マリガンではミッドレンジネクロを握っている時でも圧殺狙いの低コストを初手に持って来たほうがいいです。序盤が事故った時のみ後者の戦術でワンチャンスに賭けるのもありだと思います。
ウィッチには変成の魔術と冬の女王の気紛れという、モルディカイに対処できるスペルが2つあるため、今後のミッドレンジネクロの流行次第ではそれらで対処される機会も増えてきて更に厳しいマッチアップになると予想されます。
向こうがフィニッシュを決めに来るのがだいたい8T~なので、それくらいのターン数になったら何かしら守護持ちは出しておきたいところです。
ネクロマンスの使い道としては、基本的にこちらの除去が腐るマッチアップなため、相手の超越対策として守護を出せる死の祝福、ワイトキングにネクロマンスを使えるように調整したいところです。腐の嵐は、サモンスノーの返しにネクロマンスを乗せずに打てれば最高です。
ミッドレンジネクロ プレイング概論②
対ロイヤルについて
大雑把に分けるとロイヤルのデッキは2種類、全リソースを投じてこっちを殺しに来るアグロロイヤル(フェイスロイヤル)とある程度のリソース削り合いに対応できるミッドレンジロイヤルに分かれる。
どちらのデッキタイプに対しても基本的には取る行動は似通ってくる。
マリガン段階では相手のデッキの判別なんてできないから1,2マナフォロワーを全力キープ。ベルエンジェルとか消えぬ怨恨は初手に握るには微妙だけど3PP以上だけになるくらいならキープもやむなし
基本的には相手の顔を叩くよりフォロワーと交換して自分の受けるダメージを減らす意識が重要。セージコマンダーや風神などの全体バフが飛んできた時が致命的なので、乙姫5体展開のリスクを冒してでも交換に行ってライフを守ったほうがいい
このマッチアップではネクロマンスが暴力的な働きをする。腐の嵐は相手の並べたフォロワーを一掃し、死の祝福は守護でがっちりガード、ワイトキングも相手のカード数枚と交換が可能となる場合が多い。
相手の行動で警戒すべきは4Tのフローラルフェンサー進化、一気に展開されるので基本的に進化できるターンになったら相手はこれを握って殴ってくると考えてフォロワーを展開すると吉。
他にケアすべきはツバキ、特にゴブリンマウントデーモンなどを使う際は進化させてしまうとツバキに落とされるため、進化を吐くかしっかり考えたほうがいい。
お互いのハンドが尽きてトップ勝負になった場合、低コストに寄せている事が多いロイヤルに勝ち目はほぼないため、ネクロ側としてはいかにそこまで耐えるかのマッチアップになる
ミッドレンジネクロ プレイング概論①
今回は対エルフについて
ミッドレンジネクロと銘打っているものの、他クラスでもある程度は使える内容を意識してるつもり
エルフデッキと対戦する際、殆どの場合がリノセウスを絡めたOTKコンボエルフなのでそれを念頭に置いてプレイをする必要がある。
具体的に何が効果的かというとネクロマンスを乗せた死の祝福。これだけでだいたい相手は爆発する。
ワイトキングやゴーストライダーなどの単体で大きいサイズの守護では妖精のいたずらなどでこじ開けられてしまうことも多いが、数を並べるととたんにエルフ側は対処がきつくなる。
最優先で除去すべきミニオンはアーチャー。数少ない死の祝福に対して効果的なカード(それでもせいぜい1Tに4点しか飛ばせないので進化を絡めてもゾンビが1体は残る)
相手が序盤から新たなる運命などを連打してきた場合、これは冥府エルフの可能性が高い。一般的なレシピでは冥府への道を除去できるアミュレット破壊は積まれていないと思うので、相手の墓地が30枚貯まる前にライフを削り切る必要がある。
この場合はアグロなプレイングを心がけよう。
ローズクイーンを軸にしたエルフも少数存在するが、ローズクイーンはサタンと同じく、出たターンの次のターンは強いが、出したターンが弱い動きしかできないため、リーダーのHPをある程度高く(具体的には3点火力5連射でも落ちない16以上)保っておけばそのまま盤面を取って圧殺できることが多い
エルフ全般を相手にする時に言えることだが、腐の嵐はネクロマンスを乗せる必要が基本的にないことを意識するといい。ネクロマンス優先順位は死の祝福>>>ワイトキング=消えぬ怨恨あたりか
収穫祭を引けていないエルフは事故っているので、盤面を処理し続けるだけで相手のハンドが切れてそのまま勝てることも多々ある。